
時代劇小説『みこもかる』更新中! 大きな目の持ち主で、無類の本好きの女の子、お藤ちゃん。恋愛沙汰に巻き込まれて、商家での下女の働き口を失うという災難に。さてさて、次の新しい奉公先は……
時代劇小説『みこみかる』 三三 井戸(八)
【前回の『みこもかる』は?】八丁堀の池田重太郎宅。昨晩宿直だった息子の深一郎は、昼過ぎに目を覚ます。裏の井戸で顔を洗うが、手拭いを忘れてしまい、袖で拭こうとしたが……其処へ、お藤が来て、手拭いを差し出す。が、深一郎は誤ってお藤の手をギュッと握ってしまい、彼女を驚かせてしまうのだっ...

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十五 奥の間(二) 「この松島町の、大和屋さんって何のお店ですの?」 「酒屋だ、酒屋。結構繁盛している大きな店だ」 (ふ~ん、酒屋かあ。じゃあ飲み放題って訳ね。酒樽に囲まれて、隠れて一杯ひっく、なんてね) 冗談はさておき、お美代は請状に視線を戻した。 ...
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【前回の『みこもかる』は?】北町奉行所の定町廻り同心池田重太郎は、配下の御用聞き安五郎親分を連れて、川向こうの佐賀町の裏長屋に居た。此処に住む絵師の染七は潜りで貸本をしていた。扱っているのは艶本。しかも見境無く、年端の行かない若い娘にも貸し与えているとかで、今回御用という事に……...
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【前回の『みこもかる』は?】八丁堀の池田重太郎宅。昨晩宿直だった息子の深一郎は、昼過ぎに目を覚ます。裏の井戸で顔を洗うが、手拭いを忘れてしまい、袖で拭こうとしたが……其処へ、お藤が来て、手拭いを差し出す。が、深一郎は誤ってお藤の手をギュッと握ってしまい、彼女を驚かせてしまうのだっ...
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